テント選び②
今回も自分の備忘録として記載します。
自転車旅行用のテント選びをする上で、過去に使用していたテントについて振り返りです。
これは過去に使用していた VAUDE(ファウデ) PowerトーラスUL 4000 というテントです。
よくイモムシとかモスラとか言われていましたが、これはこれでとても優秀なテントでした。
どのように優秀かと言いますと、まずは設営の速さです。
このテントはダブルウォールテントなのですが、見ての通りフレームが露出しています。
フレームにフライシートを吊し、フライシートの内側にインナーテントを吊るしているダブル吊り下げ式(勝手な造語)テントです。
インナーテントは事前にフライシートに接続しているので、フライシート・インナーテントを床に広げ、フレームを組み立ててからフライシートを吊るしてペグダウンしたら設営完了です。
設営は慣れてしまえば、メチャクチャ迅速に行うことができます。
耐風性能は風速80km /hまで耐えられ、テントボトムの耐水は10,000mmと頼もしい性能です。
吊り下げ式のためか、意外と熱気はこもらず室内の温度は快適
室内は足元側の壁が垂直に近い角度で立ち上がっているので広く使えます。
写真は現行型のものですが、ほとんど同じ仕様です。
また、前室は広くはないものの直上の高さが確保されているので煮炊きは可能でした。
しかし、欠点もあります。
まずは天井低く、出入口の高さに至っては85cm程しかなく、図体がでかい私には出入りが困難でした。
撤収時の結露の拭き取りは、ダブル吊り下げ式という特殊な構造から、フライシートの内側にできた結露を拭き取るには、インナーを取り外しての作業なので大変です。
自立式ではありますが、前室と足元側はペグダウンが必須
現在は「Taurus 2P」と「Taurus 3P」という名称で販売されています。
フライシートはスリーブ式に変更され、テントボトムの耐水性がやや弱くなり、室内の広さは若干広くなったようですね。個人的にはスリーブ式ではなく吊り下げ式が良かったなぁ…
値段は2Pで25,300円(税込)、3Pで27,500円(税込)、グラウンドシートはどちらも4,840円(税込)
重量は2.6キロあり、ステラリッジ2と比べて、約1キロも重いです。
山岳エリアで使用することを考えるとステラリッジ2の方が良いでしょうが、バイクツーリングや自転車旅行で使用するなら、私だったらTaurus 2PかTaurus 3Pを選択すると思います。
室内の広さを考えると3Pも良いなぁ
ちょっと本気で欲しくなってきました。