レインウェアの検証
自転車旅行にはレインウェアが必須ですよね。
特に長期の自転車旅行ともなれば、雨は避けては通れないものだと思います。
私はそのように認識していながら、あまり良いレインウェアを持っていません。
その理由は
① 晴れ男なので雨に当たることの経験が少なく、安易に考えていた。
② 勤め人なので長期の休みが無く、自転車旅行は晴れの日にしか行かない。
③ 金が無い
で、現在所有しているレインウェアで自転車で使えそうなものは3つあり、その一つがモンベルのレイントレッカージャケットとパンツです。
多分5年くらい前に購入したもので、当初自転車通勤用にと購入しました。
ちなみに、自転車通勤用と言いながら、一度しか使ったことがありません。
雨が降ると、結局自家用車で出勤していましたので…
一度しか使ったことがないので、使い勝手も実性能もわかりません。
検証してみます。
このジャケットはファスナーにフラップが無いので、自転車で走行中に水がどのように染み込んでくるのか興味があります。
HPで当時の商品説明を確認するとブリーズドライテックという素材を使用していますが、耐水性能とか透湿性能の性能は記載されていません。
なお、現行商品は素材が変わってドライテックという素材を使用し、耐水圧20,000mm以上、透湿性20,000g/㎡と記載されています。
で、今日は雨の予報だったので検証決行としました。
使用する自転車は、2011年モデルのGIANT GREAT JOURNEY2です。
この自転車では稚内等道内をチラホラと旅行していました。
現在は通勤・トレーニング用として活躍してくれています。
では、早速出発
雨の河川敷を走ります。
走行後30分経過
走行距離 9.07km
平均速度17.70km /h
向かい風でやや強い雨の中、汗をかかない程度の負荷で走行
ジャケットはしっかりと撥水が維持されているが、パンツの太もも部分は、やや撥水が弱り気味である。
生地からの水の浸入は認められず、ファスナーからの水の浸入も認められない。
ジャケット・パンツ内の蒸れも無く非常に快適
走行後60分経過
走行距離20.21km
平均速度20.21km
向かい風・やや強い雨
ジャケットはしっかりと撥水が維持されているが、パンツの太もも部分は、撥水は破綻気味である。
生地からの水の浸入は認められず、ファスナーからの水の浸入も認められない。
ジャケット・パンツ内の蒸れも無く非常に快適
走行後81分経過
走行距離28.05km
平均速度20.50km
向かい風・やや弱い雨
この時点で雨が止んでしまったので検証終了
ジャケットは若干撥水が弱まる、パンツの太もも部分は、完全に撥水が破綻している。
生地からの水の浸入は認められず、ファスナーからの水の浸入も認められない。
ジャケット・パンツ内の蒸れも無く非常に快適
サドルに当たる部分からの水の浸入も認められない。
使い心地は非常に良く、自転車用に作られている物ではないが、ヘルメットを着用してフードを被ることができる。
ヘルメット着用でフードを被るとやや窮屈ではあるが、フード・襟元がフェイスラインにフィットする形となり、同位置からの雨の浸入が防がれ良い結果となった。
今回は81分、28.05kmという短い時間と距離であったため、このレインウェアを長期間の自転車旅行のメインのレインウェアとするには、まだ検証する必要があると思いますが、予備のレインウェアとするには十分だと思います。
今度は長時間長距離の雨天時の着用を検証してみます。
あと、一つ良いことに気がつきました。
雨の中でも自転車は楽しいということです。
これは大きな収穫でした。