私の片倉SC15は何年産まれなのか?
私の片倉SC15フレームはメチャクチャ古そうです。
見た感じ昭和産まれっぽいですね。
何年産まれのフレームなのか気になるので調べてみました。
片倉自転車工業は1997年に廃業して、現在は元社員の方が「絹自転車製作所」の名でオーダーフレーム等を製作されているそうです。
片倉自転車工業が存在しているのであれば製造年等の調べ方をお聞きしてみたいのですが、廃業しているのであれば無理な話なのでGoogle先生に聞いてみました。
SC15のカタログ写真が綺麗に撮影されていて、年式を明確に記載しているウェブページがありましたので、そこを参考とさせていただきました。
最も古い年式の物は1974年式、最も新しい物は1981年式で、掲載されている年式は74・75・76・77・79・81です。
各年式で若干の仕様変更がされているようですね。
その中で目視で確認できる変更箇所はデカールとトップチューブ のワイヤーガイドとラグでした。
残念ながら私のSC15はデカールが剥がされているのでワイヤーガイドとラグだけが手がかりです。
私のSC15はトップチューブ の右側面にワイヤーガイドが設けられています。
このようなワイヤーガイドは1976年式までは見られますが、1977年式以降はトップチューブの上側に設けられていますので、私のSC15は1976年以前に産まれたものと考えられます。
随分とお歳を召したフレームのようです。
ただ、気になるのはこのステッカーです。
「REYNOLDS 531」のステッカーが貼っていますが、オールクロモリフレームになったのは1981年式からのようです。
ちなみにこれ以前の年式も、フロントフォークはクロモリ仕様です。
また、1981年式はラグ付きフレームですが、私のSC15にラグはありません。
更に、「EUTECTIC」のステッカーが貼付されていますが、これはユーテクティック低温溶接によるロウ付けのステッカーで1981年式のカタログでは貼付されていないようです。
クランク付近に貼付されている「KATAKURA QUALITY FRAME TUBES HIGHTENSION STEEL」のステッカー
ハイテン鋼を使っているってことですよね?
じゃあ、レイノルズステッカーは「なんちゃってレイノルズ」でしょうか?(笑)
とりあえず、1976年以前に作られたっぽいですね。
45歳アラフィフフレーム
私と歳が近いので仲良くやっていこうと思います。
フレームの程度は、塗装剥げ等の傷がありますが、凹み曲がりは無いようです。
錆びるといけないので、タッチアップが必要です。
市販の車用のタッチアップペイントでも良いのですが、折角なので塗料屋さん依頼して塗料を調色してもらいました。
大小様々な傷があります。
傷隠しの後付けステッカーも複数あり、それらを全て剥がし脱脂します。
後は綿棒で傷に塗料を置いて完了です。
年式が年式なので、色褪せの度合いで色が合わない箇所がありますが、パッと見では綺麗になりました。
いじったり調べたりする度に、だんだん愛着が湧いて来ます。
いつか、この自転車で日本一周ができればよいと思う、今日この頃ごろです。