車中泊旅行用の車選び⑤ 車選びの考察要素 車中泊旅行の行動様式
この記事は私の備忘録として書いています。
数年後に車中泊用の車を買い替えるにあたり、自分自身へのメモとして書いています。
他の車中泊愛好家への意見の提起ではありませんが、参考にしていただける方がいましたら、お読みいただければ幸いです。
これから車中泊を楽しもうと考える上で、車中泊用の車選びは重要だと思います。
車中泊のスタイルは人それぞれなので、それぞれのスタイルに合った車を選ぶと、より楽しむことができるでしょうし、逆に合っていない車を選ぶと余計な苦労が増えると思います。
まず、タイトルにある通り「車中泊旅行の行動様式」ですが、「なにそれ?」って感じですよね。
ここで言う行動様式は、大雑把な行動の仕方を指しています。
例えば、大型のキャブコンで有料の施設を泊地として優雅な食事や観光を楽しむのか、小型のバンコンやノーマル車両で無料施設の施設を泊地として低予算な食事や観光を楽しむのか、といった考え方です。
色々な考え方があると思うのですが、行動様式を考えずにあれもこれもと考えると予算にも限界がありますし、何より荷物が増えて窮屈になってしまいます。
車中泊旅行に夢を持つと、市街地に近い道の駅やRVパークでは車内で優雅に過ごして、景色の良い湖畔ではのんびりキャンプでバーベキューや焚き火を楽しむ、サイクリングを楽しんだり登山を楽しんだりとか、あれもこれもと妄想を膨らませてしまうと思いますが、それを1度の旅で楽しむことは、荷物が多すぎて大型の車両でないとかなり厳しいと思います。
たまに北海道外ナンバーのワンボックスカーが、ルーフキャリアーとヒッチキャリアーに目一杯荷物を積んで、車内にもモリモリ荷物が入っていて、サスペンションが悲鳴をあげているんじゃないかと思うほど下がりきった車を見ますが、荷物の出し入れだけで日が暮れてしまうんじゃないかと心配してしまいます。余計なお世話ですね…
で、車中泊旅行の幹となる行動様式を明確にしておくと車選びも的が絞れると思います。
私の車中泊旅行での行動における主役は「移動」です。
車中泊旅行に限らず、私の旅行における主役は「移動」でして、自転車・バイク・車のいずれも移動すること自体を楽しんでいます。
泊地は適当な場所を選び、停滞時間は最小限度に済ませていますので、自転車旅・バイク旅の延長線上にあるのが私の車中泊旅行の行動様式です。
もちろん移動途上で面白そうなものを発見したら気まぐれに遊んで堪能していますが、一箇所に長時間滞在することはあまりありません。また、目的地に登山・スノーボード・サイクリング等の遊ぶ目的があった場合は、一つの遊びに絞って、それに集中して時間を費やしており、車内での滞在を目的とすることはあまりありません。
そのようなことから、私が車中泊旅行で使用する車両に求めるイメージは「自走するソロ用テント」です。
大型のキャブコンが「自走する家・別荘」とするなら、テントの布が鉄板に変わっただけの「自走するテント」と例えさせていただきます。
テントも色々ありますが、私がイメージしているテントはアライテントの「ドマドーム2」をイメージしています。
設営・撤収が楽で、快適に就寝できるスペースと、十分な荷物置きスペースと、簡単な自炊くらいならできるスペースを確保している「ドマドーム2」は個人的に理想的なテントです。ちなみに私はドマドーム2メッシュをソロで使用していまして、とても快適なキャンプを楽しんでいます。
また、移動自体を楽しんでいるので「移動における快適さ」は重要です。
移動における快適さはベース車両に依存することになりますが、小型の車両の方が快適性は高いのではないかと思います。
上記のような行動様式に合う車を選定すると、軽バン〜タウンエースになります。
手前味噌な話になりますが、現在使用しているN-VANは私の行動様式に合う車両だと思います。
ターボ車なので出力は十分ありCVTがなかなか良い仕事をしています。
シートも運転席に限っては貨物車の中では良いものになっていますし、十分な就寝スペースと荷物の積載スペースも確保できます。
物足りないと思う部分はセンターデフロックが無いことですが、その欠点を十分にカバーできる長所があるので満足しています。